早期大腸がんの診断

大腸がんは、日本人に発症する最も多いがんです。大阪大学と国立がん研究センターなどの研究チームは、早期の大腸がんで増える細菌を発見しました。



人の腸内には約1千種類、40兆個の細菌がおり、細菌が腸内で作る群れは腸内細菌叢(腸内フローラ)と呼ばれます。早期のがんがある人の腸内フローラで、特定の2種類の細菌の割合が、健康な人の2~3倍あることがわかりました。便を解析して、内視鏡検査に進む人を効率的に選別でき、早期がんを見つけやすくなる可能性が出てきます。

(2019年6月7日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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