東京都内で6月に運転免許証を返納した人が約6千人に上り、1カ月あたりで過去最多を更新しました。多くが高齢者とみられます。東京・池袋や福岡市などで相次いだ高齢ドライバーによる死亡事故などが影響しています。警視庁によると、6月の返納者は25日までで5,994人に上りました。これまでの最多は5月の5,759人でした。
4月に発生した12人が死傷した池袋の事故以降、返納者が急増しています。返納時は、身分証として使える運転経歴証明書が発行されます。証明書を持つ高齢者を対象に割引サービスを設けている商業施設もあります。
(2019年6月27日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)