未成年者の自殺

2019年版自殺対策白書によれば、2018年に自殺した19歳以下は前年比32人増の599人でした。全世代の自殺者総数は前年より481人少ない2万840人で、9年連続の減少です。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率も減少していますが、19歳以下は統計を取り始めた1978年以降最悪となっています。
10代の自殺で特定できた原因・動機のうち最も多かったのは、学校問題でした。延べ568人中、学校に関する問題が188人で33%と最多を占め、健康問題は119人で21%、家庭問題は116人で20%が続いています。学校問題の内訳をみると、学業不振の57人が最も多く、進路の悩みが46人、学友との不和が27人での順番でした。

(2019年7月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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