ソニー生命保険が、全国の20~69歳の女性に実施したインターネット調査によれば、管理職の打診があれば受けてみたいと答えた人が31%に達していました。2017年の調査から11ポイント上昇しています。一方で、本当は専業主婦になりたいと回答した人は37%で、20代では53%と過半数を占めています。女性活躍が叫ばれる中、若い世代に管理職になるよりも、専業主婦になりたい女性が多くみられます。
専業主婦の32%が、本当は外に働きに行きたいと答えています。20代では約7割に上っています。夫婦共働きのライフスタイルが浸透する中、仕事を頑張りたい思いと家事に専念したい気持ちの間で葛藤する若い女性は多いように思われます。身近に仕事と家事を両立しているロールモデルが少ないことも影響しているように思われます。どのような働き方や制度が必要かを聞いたところ、在宅勤務が50%、時短勤務が45%、フレックス制が41%でした。子どもがいる専業主婦では、在宅勤務が61%で最も多く、社内保育園が57%で続いています。
(2019年7月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)