手足口病の流行

国立感染症研究所の全国約3,000の小児科定点医療機関が報告した1週間(8~14日)の手足口病の患者報告数が、1医療機関あたり12.64人となり、1981年の統計開始以来、最も流行した2011年のピークの10.97人を超えて、過去最多となりました。手足口病は、エンテロウイルスなどが原因で発症する感染症です。手や足などにできる水疱性の発疹が主な症状で、一部で高熱が出ます。症状は数日で治まりますが、まれに髄膜炎や脳炎になることもあります。
感染研によると、1週間の患者数は、3万9,913人で、今年の累計患者数は計15万人に達した。都道府県別では、石川県が28.52人、福井県が26.39人、富山県が21.59人と多く、国の警報レベルの5人を大幅に超えています。予防策として①おむつの交換で便に触れない、②せっけんを使ってこまめに手洗いをする、③タオルを共有しないことが大切です。

 

(2019年7月24日 毎日新聞、読売新聞)
(吉村 やすのり)

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