7月22日、MSD株式会社は、HPVワクチンに関する国民向けのステートメントを発表しています。ワクチンの安全性は、HPVワクチン承認後の様々な試験において確認されています。米国のFDAやCDCにより、HPVワクチンの有効性が示されています。また、オーストラリアを初めとするHPVワクチン接種を実施している国々からは、HPV感染や子宮頸がんの前がん病変の減少が報告されています。
わが国においても、日本産科婦人科学会をはじめとする様々な学術団体より、HPVワクチンの積極的勧奨再開を求める声明が出されています。MSD株式会社は、HPVワクチンの副反応被害を訴える複数の女性から訴訟されている状況にありますが、女性を子宮頸がんから守るためにHPVワクチンの必要性や有効性を啓発するための製薬企業としてのステートメントは、大変評価されて良いと思います。
(MSD株式会社)
(吉村 やすのり)