国立がん研究センターの発表によれば、2010~2011年にがんと診断された患者の5年生存率は全体で66.4%でした。2009~2010年の前回集計より0.3ポイント上昇しています。部位別では、前立腺が98.8%で最も高く、乳房92.2%、子宮体部82.2%が続いています。新たに加わった喉頭は80.6%、腎臓は80.1%、腎盂尿管は49.0%、胆のうは29.3%でした。
一方、直近に受けた治療の成績が反映されやすい3年生存率は、2013年に診断されたがん患者の全体で72.4%と、2012年の前回集計より0.3ポイント上昇しています。部位別では、前立腺99.1%、乳房95.3%、子宮体部と喉頭が85.6%、腎臓85.5%などとなっています。
(2019年12月14日 読売新聞)
(吉村 やすのり)