世界経済フォーラム(WEF)は、世界各国の男女平等の度合いをランキングした2019年のジェンダー・ギャップ指数を発表しています。調査対象153カ国のうち、日本は121位と前年(110位)から順位を落とし、過去最低となりました。女性の政治参画の遅れが響き、先進国では最低水準となっています。
指数は経済、政治、教育、健康の4分野で女性の地位を分析し、総合順位を決めています。WEFは、世界全体では女性の政治参画が著しく拡大したと評価しています。男女の格差を完全に解消するには、99.5年かかると分析しています。日本の順位は中国(106位)や韓国(108位)などアジア主要国と比べても低くなっています。
(2019年12月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)