日本経済新聞社らは、2021年3月卒業予定の大学生、大学院生を対象に、就職希望企業調査を実施しています。約3万6,000人から集計した結果、文系総合では旅行、航空といったレジャー関連が人気を集めたほか、生保・損保、消費財企業が上位に入っています。理系総合は、電子・電気機器、食品の人気が高くなっています。インターンシップなどで、認知度やブランド力を高め、学生へ効果的にアピールした企業が順位を上げています。
文系のランキングではJTBグループが2年連続のトップです。2位以下には旅行、航空、食品、家具チェーンなど学生が消費者として接する機会の多い企業が並んでいます。理系では、4年連続で1位のソニーと2位の味の素は昨年と同じ順位を守っています。3~5位の富士通、サントリーグループ、トヨタ自動車はそれぞれ前年の5位、7位、6位から順位を上げました。インターンシップが人気を集めるNTTデータは、昨年の16位から6位にランクアップしています。
(2020年4月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)