ことばの発達

ことばは、脳の中でもっとも高度な働きを受け持つ大脳がつかさどります。脳は3段重ねの構造をしています。下の段がからだの働きをつかさどる脳、その上の段が心のはたらきをつかさどる脳、そして一番上が、ことばや知力をつかさどる大脳です。
脳幹が、身体の働きをつかさどっています。早寝早起き、からだをいっぱい動かすなどの生活が大切です。大脳辺縁系が心をつかさどっています。育ちの過程では、笑いのある楽しい遊びが重要です。ことばを理解するのは大脳の働きと関係しています。手指を使う遊びは、目と手を一緒に動かして注意を集中する力を育てます。おとなの話しかけ方の工夫次第で、ことばに興味を持ったり、ことばでのやり取りを楽しめるように手助けできます。
私たちはことばを聞いて覚えますが、そのためには大事なポイントは、①くりかえし聞く、②興味を持っている時に聞く、③楽しい気持ちで聞く、④からだの動きとセットにして聞くの4つです。

(月刊母子保健 第735号 令和7月1日発行)
(吉村 やすのり)

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