間葉系幹細胞による腎臓組織再生

京都大学の研究グループは、間葉系幹細胞を用いた少量のジェルと培養することで、立体的な腎臓の組織を作ることに成功しました。間葉系幹細胞は、患者自身から採取でき、移植も繰り返しできます。
薬剤で腎不全を起こさせたラット5匹に、それぞれ2億個余りの腎臓組織の細胞を注射して移植し、移植しないラット5匹と腎機能の変化を比べています。移植したラットでは腎機能の回復がみられています。最近、iPS細胞の研究ばかりが注目を浴びていますが、このような組織幹細胞による臓器再生の研究も大切です。

(2020年8月24日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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