福島県の妊産婦に関する調査

震災後、福島県では放射線等による新生児への影響が心配されたため、福島県内における早産率、低出生体重児率、先天異常発症率などを、平成23年度より調査しております。
これまでの調査により、

・ 早産率、低出生体重児率、先天奇形率は、全国平均や一般的に言われているデータと変わりませんでした。

・ うつ傾向は減ってきています。

・ 回答して下さった方の半分以上が、これからも妊娠・出産を希望しています。

・ 調査票の回答内容をもとに、相談・支援の必要があると判断された方に、電話・メールにて、助産師・保健師等による相談・支援を実施しています。

・ 相談の内容は、最近は、放射線に関することが少なくなり、母親の心や体の健康に関することが多くなっています。

以上のことが分かってきています。

調査を実施してきた「県民健康調査」検討委員会としては、本調査については、10年目調査にあたる令和2年度までとしています。

(福島 妊産婦調査)
(吉村 やすのり)

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