多胎児妊産婦の支援

厚生労働省は、双子や三つ子などの多胎児を産む妊婦らへの支援を手厚くします。これまで各自治体は、多胎児のいる家庭にサポーターを派遣して産前産後の外出時や日常の育児を支える事業に取り組んでいます。現在、産む子の数にかかわらず、妊婦健診費用の14回程度分を公費で補助していますが、多胎妊婦は健診回数が多くなりがちなため、さらに5回分の健診費用を補助することにしています。
不妊治療で排卵誘発剤を使ったり、体外受精で一度に複数の受精卵を子宮に戻したりした場合に多胎妊娠につながる可能性があります。こうした医原性の多胎児を減らす努力をしなければなりませんが、核家族化が当たり前となっている現在、多胎児を持つ家族の支援は極めて重要です。

(2020年9月24日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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