厚生労働省の推計によれば、1~6月の上半期で各都道府県で平年予測を上回った超過死亡数の合計は、過去3年に比べて少ないことが分かりました。死亡数は高齢化で増加しており、2017~2019年の上半期の超過分は、それぞれ最大2万人前後ですが、今年は最大7,467人にとどまっています。今年はインフルエンザの流行が小規模で、新型コロナ対策で他の感染症も減ったことが影響しています。
人口動態統計の速報では、昨年上半期の死亡数は約70万7千人でしたが、今年は約69万人で、7月も減少傾向が続いています。
(2020年9月30日 日本経済新聞Web)
(吉村 やすのり)