国立がん研究センターの発表によれば、2004~2007年にがんと診断された約9万4千人の10年生存率が58.3%でした。2000~2003年の4年間では54.2%で、改善がみられています。また2010~2012年の5年後の生存率は68.6%で、2009~2011年に比べて0.2ポイント上がっています。
部位別で生存率が目立って低かったのは、膵臓がんの6.2%、肝臓がんの16.1%、胆のう胆道がんの19.1%でした。一方、最も高かったのは、前立腺がんの98.8%で、乳がんの86.8%、甲状腺がんの85.7%と続いています。
(2020年11月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)