数学と理科の国際調査結果

64カ国・地域の小学4年と中学2年が参加した2019年の国際数学・理科教育動向調査によれば、日本の小4理科の平均得点が、2003年以来初めて低下しています。理科の勉強が楽しいと答えた小4の割合は過去最多の92%であり、学習意欲をどう学力につなげるかが課題です。
文部科学省は、ゆとり教育への批判から、2008年度の学習指導要領改訂で算数・数学や理科の学習内容と授業時間を増やしました。それ以降、平均得点は両科目ともに増加傾向にあり、今回の日本の結果は非常に高い水準を維持しており、世界的にトップレベルにランクされています。

 

国・地域別にみると、いずれの科目・学年でもシンガポールの平均得点が最高で、韓国、台湾、香港など東アジアが上位に目立っています。

(2020年12月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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