理科学研究所の小保方ユニットリーダーと米ハーバード大学のバロンティ教授が、科学誌「ネイチャー」の編集室へ撤回の同意を申し出た。これによりSTAP研究の成果は白紙となる。今後小保方氏の処分が理研で検討されることになる。
大変残念なことであるが、論文がなくなればSTAP現象もないことになる。再現検証実験には小保方氏もぜひとも参加して頂きたいものである。こうした一連の不祥事により、わが国が目指す科学技術立国にも黄信号がともっており、STAP現象の真偽を科学的に確かめてもらいたいものである。
(2014年6月5日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)