東日本震災関連自殺

東日本大震災が発生した2011年から2020年までの約10年間で、震災関連自殺をした人が240人に上っています。このうち福島県で亡くなった人は半数の118人です。福島県のほかは宮城県が58人、岩手県は54人です。茨城など7都府県で計10人でした。年代別では50歳代が最多の56人で、60歳代も53人に上っています。男性が159人、女性81人です。
年ごとにみると、2011年は6月以降だけで55人に上り、翌2012年から2017年までは毎年20人以上が亡くなっています。2018~2020年も、年5~16人が亡くなっています。東京電力福島第一原子力発電所事故が起きた福島県では、2012年以降も自殺者が10人を超える年が目立っています。当初は避難生活のストレスなどを訴える声が多かったのですが、その後は住む場所が決められないといった悩みも寄せられています。

(2021年2月6日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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