緊急事態宣言が断続的に続くなどして、料理宅配の需要は増えています。データ分析のヴァリューズによれば、2020年1月に294万人だった利用者は、2021年1月には902万人と3倍に膨らんでいます。ウーバーイーツは東京や大阪など33都府県に進出していますが、広域で利用が見込めるとして年内に他の地域でもサービスを始めます。
宅配インフラの整備は、飲食店の宅配事業の拡大にもつながります。日本マクドナルドホールディングスは、現在1,500店と全店舗の5割で展開している宅配対象地域を年内に全国に広げます。自社では対応できない店舗が多いため、ウーバーなどの代行サービスを活用します。
(2021年3月3日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)