全国大学生協連は、学生生活実態調査の結果を発表しています。下宿生のアルバイト月収が前年より2割以上減少しており、食費などの支出は切り詰めています。近年の学生は、仕送りや小遣いが減り、バイト頼みの傾向が強まっており、新型コロナウイルス禍により苦境に陥っています。
バイト月収の平均は、下宿生で2万6,360円と7,240円減っています。自宅生は3万7,680円で3,550円落ち込んでいます。仕送りを含む総収入も減っています。一方、支出では月平均の食費が、自宅生で1万670円と前年比23%減少しています。下宿生は2万4,570円と9年ぶりに減っており、教養娯楽費も縮小しています。
(2021年3月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)