就学援助制度とは

就学援助制度とは、市区町村が、経済的に厳しい小中学生の保護者を支援する制度です。対象は生活保護世帯や、生活保護世帯に近い状態だと認められた世帯です。給食や通学の費用の他、修学旅行費やPTA会費などが支払われます。補助額の目安は、学用品費なら年間で小学生は約1万2千円、中学生は約2万3千円です。
全国で就学援助の対象となっているのは、小中学生のほぼ7人に1人程度です。ただ利用の条件を満たしているのに、制度を知らず申請しない保護者も多くなっています。周りの目を気にして利用をためらう人もいて、情報の届け方が課題となっています。新型コロナウイルス禍で、家計が急変した世帯も多い中、少しでも利用しやすいよう、周知に工夫を凝らす自治体が増えています。周知の方法や姿勢には自治体間で差があり、分かりやすさを求める声も目立っています。

 

(2021年4月10日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)

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