ロンドンに本部を置くグラントソントンの調査によれば、中堅企業の経営幹部の女性比率は、15%にとどまり、29カ国中最下位でした。日本では従業員数100人以上1,000人未満の中堅・中小の227社が回答しています。日本は毎回最下位です。
経営幹部に女性を増やす施策について、責任ある業務に就く機会を平等に与えると答えた企業は、調査国で平均39%あったのに対し、日本は23%にとどまっています。在宅勤務などの新しい働き方の広がりは、女性がより指導的な役割を果たすことを可能にしたと答えた割合は、各国平均で59%にのぼっていますが、日本は33%でした。
(2021年4月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)