新型コロナウイルスの感染対策―Ⅲ

感染リスクが高まる場面
3密についてはよくご存じだと思いますが、改めて確認しましょう。密閉され換気が悪い(密閉空間)、手の届く距離に多くの人がいる(密集場所)、近距離での会話や発声がある(密接場面)この3つの条件がそろうとクラスター発生リスクが高くなります。したがって、まずは3密を避けることが対策のポイントです。さらに最近では、3密+αということで、運動などで呼吸が増す場所や飲酒をする場面なども、リスクが高いとして注意をした方が良いとされています。

感染リスクが高まる5つの場面があります。職場の中でこれら一つひとつをチエックしていくと、その場所での感染拡大リスクが見えてくると思っています。特に、しゃべる場所、食べる場所、集う場所での対策をしっかりすることが大切です。居場所の切り替わりについては、感染リスクの高い場面が相当に多いとされ、職場での対策の課題となっています。休憩室、喫煙所、更衣室などリスクの高い場面について、職場巡視で確認し、状況に応じて対策を立てていくと良いと考えられています。

(よぼう医学 2021年 SPRING №12)
(吉村 やすのり)

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