総務省の発表によれば、15歳未満の子どもの推計人口は、前年より19万人少ない1,493万人で、1982年から40年連続の減少でした。比較可能な1950年以降で過去最少を更新し、1,500万人を初めて割り込みました。少子化に歯止めがかかっていません。
3歳ごとの年齢区分別に見ると、0~2歳が265万人と最も少なく、3~5歳が292万人、6~8歳が298万人と続いています。最多の12~14歳は324万人でした。年齢区分が低いほど人数が少なくなる傾向から、少子化の進行が止まりません。男女別では、男子が765万人、女子は728万人でした。
総人口(1億2,541万人)に占める子どもの割合は、前年比0.1ポイント減の11.9%でした。1950年には総人口の3分の1を超えていましたが、第2次ベビーブームが落ち着いた1975年から47年連続で低下しており、過去最低を更新しています。
(2021年5月5日 読売新聞)
(吉村 やすのり)