感染による差別
新型コロナウイルス感染者への差別があるとの回答は88%を占め、大半の人が差別の存在を認識しています。自分が感染した場合、差別にあう不安を感じる人も83%に上っています。周囲の人が新型コロナに感染したことがあると知った場合、以前と同じように接することができると思うかについては、思うは81%で、思わないの18%を大きく上回っています。
新型コロナウイルスに感染するのは、感染者本人の責任が大きいとの意見には、賛成が46%、反対は53%でした。賛成の割合は年齢が上がるほど高く、60歳代は賛成が51%、反対が49%、70歳以上は賛成が58%、反対が38%でした。50歳代以下の各年代では、反対が賛成を上回っています。
外出自粛要請に従わない人や、営業自粛要請に従わない店舗は、非難されても当然だとの意見については、賛成が62%に上り、反対は37%でした。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、個人の自由を制限することは許されるという意見には、賛成が78%となり、反対の20%を大幅に上回っています。
(2021年4月30日 読売新聞)
(吉村 やすのり)