65歳以上の人口比率は高齢化率と呼ばれます。世界保健機関(WHO)は、高齢化率7%超を高齢化社会、14%超を高齢社会、21%超を超高齢社会と定義しています。高齢化社会から高齢社会になるまでの期間は、欧米は早くて40~50年間、日本では最も短く25年で高齢社会になっています。
中国でも高齢化が急速に進んでいます。中国国家統計局が11日発表した2020年の国勢調査で、65歳以上の人口は全体の13.5%でした。2021年にも14%を超え、国際基準の高齢社会に突入します。国連の予測では中国の超高齢社会入りは2036年ですが、早まる公算が大きくなっています。
(2021年5月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)