5月上旬の都道府県別の感染者数と病床使用率をみると、大阪では10万人あたりの感染者数が70人、病床使用率が83%であり、緊急事態宣言が出た9都道府県では両者とも高くなっています。全国平均の感染者数36人、使用率49%の位置で縦と横に線を引き、全体を4つに分けると、右上の部分に緊急事態宣言の地域が集中しています。
新しく緊急事態宣言の対象に加わった3地域の感染者数と病床使用率の推移をみると、東京や関西の3府県と比べ、5月上旬の1週間で指標が大きく悪化したことがわかります。
(2021年5月26日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)