ポストコロナの教育-Ⅰ

わが国の教育制度の評価
海外に比べて日本の教育制度をどう評価するかをウェブアンケートで視聴参加者に尋ねたところ、全体に辛口の評価が多く、デジタル社会を反映してか、個性や才能を引き出す教育への注文が目立っています。暗記・詰め込み型で読解力が弱いとの指摘があります。
日本の教育制度は、大量生産時代の画一的な人材育成を目指してきたため、日本企業にはグローバルに活躍できる人材は少ないし、起業家精神のある人材、専門知識が豊富な人材も乏しいように思われます。個性や才能を伸ばしにくいといった不安を感じています。
学校教育も企業の人材育成も、キーワードはダイバーシティです。大学においては社会人や留学生を含めた多様な学生と、実務家らを交えた多様な教員の必要性が指摘されていますし、企業経営においてもダイバーシティとイノベーション(技術革新)には相関性があると言われています。

(2021年6月9日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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