日本は子どもを生み育てしやすい国か

内閣府の国際調査によれば、フランス、ドイツ、スウェーデンの欧州3ヶ国に比べ、日本は育てづらいとの回答が高くなっています。子どもを生み育てやすい国と思うかとの問いに対し、日本ではそう思わないが61.1%を占め、フランスの17.6%、ドイツの22.8%、スウェーデンの2.1%と比べても、ずば抜けて多くなっています。
小学校入学前の子どもの育児について、主に妻が行うが夫も手伝うとの回答は、日本がおよそ半数の49.9%。フランスの25.7%、ドイツの31.4%、スウェーデンの4.3%よりも多くなっています。一方、不妊治療を受けやすいかを問うと、日本はそう思わないが44.6%を占めています。ほかの3ヶ国は10.0~16.6%で、日本の受けにくさが鮮明になっています。受けにくい理由を問うと、日本では全体の9割が治療費の重い負担を挙げています。

(2021年6月12日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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