東京都の高齢者のワクチン接種率

高齢者のワクチン接種の進捗とともに、新規感染者に占める高齢者の割合は低下しています。新規感染者に占める高齢者の割合(7月13~19日)は3.7%と、2桁を超えていた第3波、第4波から様変わりしています。東京都感染症情報センターによれば、医療機関と高齢者施設で確認されたクラスターも1月の計157件から、6月は12件にまで減少しています。
職員も優先接種の対象となった高齢者施設では、施設内感染の不安も和らぎつつあります。高齢者施設の職員を対象とする都独自の新型コロナ検査の件数は、6月21~27日の約5万4,000件をピークに、7月12~18日は約4万6,000件にまで減っています。都は、感染状況や接種の進捗を踏まえ、いつまで実施するかを判断したいと考えています。
現在、介護老人施設では、職員と利用者のほぼ全員が2回の接種を終えた今も、家族との面会はオンラインに制限しているところが多くなっています。家族への接種も進めば、直接面会を再開できる日がくると思われます。

 

(2021年7月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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