2021年1月現在、日本人の人口は1億2,384万2,701人で、前年に比べて42万8,617人(0.34%)減少しました。2009年をピークに12年連続の減少となっています。しかし、人口の減少幅は前年よりも鈍化しています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、海外への転出者数が前年比49.44%の8万6,251人にとどまったことが影響したとみられます。
昨年1年間の出生者数から死亡者数を引いた自然増減数は、マイナス53万608人(出生者数84万3,321人、死亡者数137万3,929人)で、1979年の調査開始以降、最大の減少となりました。コロナ禍での初めての調査でしたが、死亡者数は前年に比べ4,977人減少しています。
日本に住む外国人は281万1,543人で、前年比5万5,172人(1.92%)減少しています。減少は7年ぶりで、コロナの影響で、入国者が減ったのが原因とみられます。都道府県別では、日本人の人口は埼玉、千葉、東京、神奈川、沖縄の5都県で増加しています。
(2021年8月5日 読売新聞)
(吉村 やすのり)