イベント前に抗原検査を

コンサートなどイベント会場で入場前の客らが新型コロナウイルスに感染していないか判断するため、ウイルス特有のタンパク質の有無を調べる抗原検査をする民間の取り組みが行われています。抗原検査は綿棒で鼻水を採取キットに付け、結果は20分程度で判明します。PCR検査は高精度ですが、数時間かかります。感染防止と経済活動の両立が目的です。
会場における実際の検査の流れは、まず医師作成の動画や文書で説明します。来場者が自分で検体を採取して検査し、陽性だと入場を断ります。陽性者は医療機関に行くか、その場で医師のオンライン診断を受けることになります。会食前にも活用でき経済に貢献します。キット使用の規制緩和など政府の後押しがあれば、治験としてでなく、より広範囲に行えます。

(2021年9月25日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)

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