2012年から毎年発表されている世界幸福度ランキングでは、日本は2020年で62位、2021年で56位と低迷を続けており、先進7カ国(G7)では最下位です。そのため政府も国民の幸福度向上に対策を打ち出し始めています。
治安が良く医療体制が充実し、先進国である日本の幸福度はなぜ上がらないのでしょう。自己肯定感の低さが影響しているかもしれません。日本人には完璧を目指したり、細かいところまで気を配ったりする国民性があり、もう少し楽観的に考えた方が自己肯定感は高まると思われます。教育や社会の雰囲気が変われば必ず幸福度も上がります。
(2021年10月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)