重篤な先天性心疾患に胎児治療

先天性心疾患である重症大動脈弁狭窄症の胎児に、国内で初めての胎児治療が7月に実施され、胎児は無事出生し、生後の経過も良好であることが、国立成育医療研究センターより発表されました。

(2021年12月14日 日本経済新聞)

先天性の重症大動脈弁狭窄症は、大動脈の入り口が極端に狭いため、胎児期から左心室に大きな負担がかかり続け、左心室が正常に育たず、うまく働かなくなり、生命に危険が及びます。胎児の重症大動脈弁形成手術は、胎児期に狭くなっている重症大動脈弁を広げる手術で、これまで欧米を中心に実施されてきましたが、日本では初めてとなる胎児治療です。

(国立成育医療研究センター)
(吉村 やすのり)

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