2021年11月15日の第26回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会では、2013年以降十分に接種の機会を与えられなかった女性にも接種の機会を提供するキャッチアップ制度について議論が進められています。HPVワクチンの供給メーカーで製薬企業から、キャッチアップ世代に対するHPVワクチンの供給体制についてのステートメントが出されています。
HPVへの感染を予防するという医学的観点からは、HPVワクチンはできるだけ早く接種を完了することが望ましく、国や地方自治体から定期接種、キャッチアップ接種全ての対象者に対し、速やかに個別通知による周知など積極的勧奨が実施されることが期待されます。12月23日に開催された厚生労働省の予防接種・ワクチン分科会からは、キャッチアップ接種の開始に向けたスケジュールが示されています。
(第28回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)
(吉村 やすのり)