2021年にはアジアでもワクチン接種が進みましたが、デルタ型やオミクロン型といった変異型が見つかっています。収束の兆しは未だ乏しく、外国との自由な往来が再開するにはまだまだ時間がかかります。アジアでは、コロナ前に海外旅行者が年々増えていただけに、異国気分を味わえる店やサービスなど代替消費が広がりそうです。
新型コロナウイルスによる制約が続くなか、アジアの消費者の関心は手軽に身近で楽しめるものに向かう可能性が高くなっています。2022年には、メタバース(仮想空間)の活用のほか、海外の街並みの再現などによる疑似体験のヒットが予想されています。
(2021年12月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)