論文数の推移
文部科学省の調査によれば、研究力の代表的な指標である自然科学系の論文数は、1988年から2005年まで日本が米国に次ぐ2位でした。今は首位の中国に5倍超の差をつけられ、ドイツにも抜かれて4位に後退しています。注目度の高い論文数の順位も低下しています。
英独に比べ、日本は上位校に続く中堅校の弱さが際立ち、それが国全体の低迷を招いています。しかし、資金が集中したはずの上位グループ(東大、京大、東北大、大阪大)も論文は増えていません。
(2022年1月16日 読売新聞)
(吉村 やすのり)