がんの通院患者数の増加

がんを患う人は増えています。3人に1人はがんになる時代です。厚生労働省の患者調査によれば、悪性新生物の総患者数は2017年に180万人近くに達し、3年前に比べて約1割増加しています。がんは一般に年齢が上がると患者数が増えるので、増加の理由には高齢化があるとされています。
しかし、近年は医療の進歩などで生存率が上がり、がん=死のイメージは以前より低下しています。治療は入院から通院にシフトしており、入院患者数が減少する一方で、通院患者数は増加しています。仕事を持ちながらがんで通院する人も、2010年の32.5万人から2019年には44.8万人と4割近く増えています。

(2022年2月5日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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