昨年12月に、レルミナ錠40㎎が、子宮内膜症に基づく疼痛の改善に対して適応症が追加承認され、2月より処方ができるようになりました。このレルミナ錠は、非ペプチド性の経口投与可能なGnRHアンタゴニスト製剤であり、アゴニスト製剤にみられるフレアアップがなく、速効性で調節性に優れた薬剤です。
Webinarでは、まず東京大学の大須賀穣先生よりGnRHアンタゴニスト(レルミナ錠)登場による子宮内膜症治療の新展開と題して、レルミナ錠の使用方法や有用性についてお話をいただきました。次に鳥取大学の原田省先生には、レルミナ錠の子宮内膜症に対する第Ⅲ相臨床試験の結果について御説明いただきました。
後半のディスカッションパートにおいては、順天堂大学の北出先生と慶應義塾大学の阪埜先生に御参加いただき、アンタゴニスト先行投与法や術前・術後投与法についても討論させていただきました。
(吉村 やすのり)