平和首長会議加盟都市の増加

平和首長会議は、1982年に当時の広島市長の呼びかけで発足しました。コロナ禍もあり、昨年の加盟は85都市にとどまっていましたが、今年4~6月には12カ国110都市が一挙に加わっています。総数は、166カ国・地域8,174都市になります。松井広島市長らは、6月にオーストリアで開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に参加し、一刻も早い核兵器廃絶を訴えます。
最も増えたのはドイツで、86都市にのぼります。市長が平和首長会議の副会長である北部ハノーバー市が、ウクライナ侵攻を受け、他の加盟約30都市とともに一斉に平和首長会議の旗を市庁舎に掲げています。その様子がSNSで拡散し、他都市の加盟が相次いだとされています。
日本国内では、加盟都市数は1,737で全国の自治体の99.8%になっています。未加盟は青森県むつ市、東京都青ケ島村、京都府八幡市、長崎県佐世保市の4自治体です。

(2022年6月21日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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