経口可能な非ペプチド性GnRHアンタゴニスト製剤であるレルミナ錠は、これまで子宮筋腫に広く臨床応用され、過多月経や疼痛に対して顕著な治療成績が報告されてきていましたが、2021年12月より子宮内膜症に基づく疼痛の改善の適応症が追加承認されました。
本WEB講演会では、東京歯科大学市川総合病院の髙松潔教授に、子宮内膜症に対するレルミナ錠の使用方法やその有用性について分かりやすく概説いただきました。
その後、パネルディスカッションにおいては、外来にて子宮内膜症に対するレルミナ錠の使用経験豊富な先生方にお集まりいただき、その投与方法を中心に討論をいただきました。
レルミナ錠の適応拡大により、子宮内膜症の薬物治療の選択肢が増え、疼痛の改善などQOL向上に大いに役立つものと思われます。
(吉村 やすのり)