スポーツ庁の発表による体力・運動能力調査の結果では、小学生から高齢者までの幅広い年齢層で、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度と比べて低下しています。外出や運動機会の減少が影響した可能性があります。持久力を測る項目で成績が落ちています。特に高齢者が落ち込んでいます。
項目別では、中高生対象の持久走で成績低下が顕著となり、1,500mを走った13歳男子のタイムは2019年度より11秒ほど遅く、1,000m走の13歳女子も11秒ほど遅くなっています。65歳以上対象の6分間歩行(6分間で歩いた距離)の結果も振るわず、持久力悪化の傾向が示されました。
(2022年10月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)