10月25日、第2回多摩令和の女性医療を考える会がZOOM形式（ウェビナー）で開催されました。杏林大学の小林陽一教授のご指導の下、多摩地区の実地臨床に携わっておられる産婦人科の先生方に対して、日頃最も遭遇する疾患である月経困難症の治療についてのWEB講演会です。
フェリーチェレディースクリニック吉祥寺副院長の柳本茂久先生からは、OC/LEP製剤の特徴とその使用方法について分かりやすい解説をいただきました。ディスカッションでは、月経困難症に対する連続投与の有用性について、多摩地区の開業医の立場から、様々な御意見を賜りました。
月経困難症の薬物治療としては、LEP製剤が使用されることが多くなってきておりますが、いまだ連続投与の汎用性が高いとは言えない状況にあります。こうした研究会を通して、実地臨床において月経困難症に対する連続投与がQOLの改善に役立つことがご理解いただけたら幸いです。
（吉村 やすのり）
