明治安田生命保険の調査によれば、育児中の親を対象にした調査で、8割以上が物価高で子育て費用の負担増を感じています。食費や電気・ガス代といった生活費の値上がりを訴えています。秋以降の幅広い商品の値上がりで、負担は一段と増しています。
物価高による子育て費用への影響について、負担を感じると答えたのは85.2%でした。物価高を感じる品目は、ミルク代やベビーフードなど食費が58.4%、電気・ガス代やおむつなど日用品がともに35%を超えています。子育てにかかる月あたりの費用は、前年比で6.8%増えて3万9,299円でした。2019年10月スタートの幼保無償化で子育てにかかる費用は減りましたが、物価高が負担軽減効果をほとんど打ち消しています。
(2022年10月30日 読売新聞)
(吉村 やすのり)