80億人時代への突入

11月15日、世界の総人口が、国連の推計で80億人に達しました。2010年8月から10億人増えています。2030年には85億人になる見通しですが、増えている国は一部地域への偏りが顕著で、日本のように少子高齢化などの課題を抱える国も多くなっています。



人口の増加は、死亡率が低下し、平均寿命が延びていることが主な要因です。国連の世界人口推計によると、7月1日現在、最も人口が多いのは中国で14億2,588万人ですが、2位のインドが14億1,717万人で、来年にも首位になる見込みです。3位以下は米国の3億3,829万人、インドネシアの2億7,550万人、パキスタンが2億3,582万人と続きます。日本は1億2,395万人で11位です。この12年間をみると、アジアとアフリカだけで増加分の9割ほどを占めています。2050年には世界人口は100億人に達するとみられています。

(2022年11月16日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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