全国女性社長の増加

東京商工リサーチの発表によれば、全国の女性社長が12年間で2.8倍に増えています。2022年の女性社長数は、前年比7.9%増の58万4,000人と、調査を始めた2010年の21万2,000人から増えています。妻や娘による事業承継や女性活躍推進により増加傾向が続いています。
女性人口10万人当たりでは、東京都が2,117人と最も多く、次いで沖縄県の1,256人、大阪府の1,217人と続いています。最も少なかった3県は、新潟県の433人、山形県の446人、秋田県の456人でした。
産業別では、サービス業・その他が28万3,000人と全体の48.5%を占めています。大都市圏は大きな市場を抱え、サービス業のシェアも大きく、女性社長が多くなる傾向にあります。帝国データバンクの2022年の調査によれば、女性管理職比率は9.5%にとどまり、女性トップ層が足りているとは言える状況ではありません。

(2022年11月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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