富裕層の多い都市ランキング

英コンサルティング会社ヘンリ&パートナーズの発表によれば、世界で最も富裕層が多い都市は、1位が米ニューヨーク、2位が東京でした。トップ10入りした米中の都市に比べ、東京は超大富豪が少ないのが特徴です。
世界で最も豊かな都市ランキングは、投資できる資産(現金、不動産、株)を100万米ドル(約1億3,400万円)以上持つ富裕層の数を調べています。トップのニューヨークは34万人、続く東京は29万300人でした。しかし、東京については、1億ドル(約134億円)以上持つ人は250人と、ニューヨークの約3分の1にとどまっています。10億ドル(約1,340億円)以上を持つ人は14人で、トップ10の都市で最も少なくなっています。東京では、富が比較的均等に分配されており、中産階級や下層の富裕層によって支配されています。
トップ10には、米中それぞれから3都市ずつ、計6都市が入っています。このうち香港をのぞく5都市は、2012年に比べて富裕層の数が35~72%増えています。これに対し、東京は5%減、ロンドンは15%減、香港は27%少なくなっています。米国と中国本土で富裕層がますます増えています。

(2023年4月20日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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