都内企業の社長の平均年齢の上昇

帝国データバンクの調査によれば、2022年時点の東京都内企業の社長の平均年齢は59.8歳でした。全国平均の60.4歳より低かったものの、過去最高だった前年を0.1歳上回っています。健康寿命の延びに伴う社長の高齢化が進み、後継者不在による倒産リスクも高まっています。新型コロナウイルス禍で企業が守りに入り、新規参入企業も少なかったため、若い社長の割合が減少しています。
2022年中に社長交代した割合は4.62%で、前年から0.25ポイント下落しています。社長引退時の平均年齢は66.0歳で、社長交代による若返り効果は平均12.8歳でした。年代別では50歳以上が約8割を占め、40歳未満の社長の割合は、2017年から1.1ポイント減少の4.4%でした。産業別では製造が62.9歳で最も高く、参入障壁が低いサービスでは56.9歳と最低でした。

(2023年7月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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