東京23区を除く主要136都市のランキング評価は、大阪市が3年連続の1位です。首都圏1都3県では文化交流で強みを見せ、交通アクセスでスコアを伸ばした横浜市が、前年の4位から2位に上昇しています。都市の経済活動や居住環境などを政府統計などから評価・分析し、経済・ビジネス、研究・開発、文化・交流、生活・居住、環境、交通・アクセスの6分野でスコアを算出して順位を付けています。
東京23区を対象にしたランキング評価では、千代田区が6年連続で首位でした。経済・ビジネスや交通・アクセス、生活・居住が23区中1位だったほか、前年2位だった文化・交流でも今年は1位を獲得しています。
2位は港区、3位は中央区でした。港区は高級宿泊施設が充実し富裕層の受け入れ環境が整っていることなどが評価されました。4位の渋谷区は、経済・ビジネス面で高い評価となったものの、街路の清潔さなど自然環境に関する指標が低評価でした。
(2023年7月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)