乳がんの予防
乳房は体表にありますので、自己検診も大変重要になります。乳房にしこりやひきつれ、くぼみなどがないか、御自身でチェックします。検診を受けているから大丈夫だと思わず、毎月、日にちを決めて自分で乳房の状態を調べるようにして下さい。乳がんは進行がゆっくりでおとなしいタイプが多いのですが、中には検診と検診の間に急激に大きくなるものもあります。このような乳がんは悪性度が高く要注意です。
発症リスクを高めることが分かっているものには、閉経後の肥満、飲酒、喫煙、糖尿病などがあります。アルコールは飲む量が増えるほど発症リスクが上がります。喫煙は受動喫煙も含め、避けた方が安心です。糖尿病の持病がある人もしっかりと治療をし、定期的な乳がん検診が必要になります。発症リスクを低下させるものには、大豆食品の摂取や運動があります。
(BRB Medical Salon Letterzine vol.6)
(吉村 やすのり)